宿屋大学は、ホスピタリティ業界における現代の松下村塾。

【プロフィール】1939年、東京生まれ。東京YMCA国際ホテル専門学校卒。
62年ホテルオークラ開業スタッフ、三井観光開発(株)【現(株)グランビスタ・ホテル&リゾート】開発部長、スキー場経営管理、淡島アイランドリゾート・淡島ホテル開発担当専務、水族館・ゴルフ場運営管理、鞄o別グランドホテル代表取締役社長、鰍さやホテル代表取締役社長、観光庁・「観光関係人材育成のための産学官連携検討会議」実践WG委員、NPO法人・シニアマイスターネットワーク・観光産業研究センター職能評価委員、NPO法人・日本ホスピタリティ推進協会・認定ホスピタリティ・コーディネータ

木村和夫
関東学園大学 経済学部 経営学科
観光ホスピタリティコース 教授

「ホテルは人格のある生きものである」「観光(ホスピタリティ)とは全産業共通の幸せ目的事業である」この二つが私の基本コンセプトである。

グローバル化が叫ばれて久しいが、ホテルの基本的役割である「人々の絆を結ぶお手伝い」「元気のお手伝い」という基本は世界共通である。

要は、この基本的役割に対して、事業として徹底的にとことん取り組んできたのかということが業界としての反省点であり、その最たるものが人財育成の遅れである。

ホスピタリティ産業として、人財が全ての鍵を握っているにも拘らず、大学教育による早期の人財育成に未だに関心が乏しい。このことが我が国大学教育の在り方に大きな影響を与えている。

こうした状況の中で手を拱いては居られないと立ち上がったのが宿屋大学である。夜間の2時間講座、土曜の半日クラス、オンラインセミナーと、数多く参加しているが、いずれも価値ある大いなる刺激を受けてブラッシュアップしている。若い同志が大勢熱心に参加している当大学はまさに現代の松下村塾である。大いに期待し、参加を続けたい。

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