【20.07.26】新連載「Game Changer〜変化の時代の自己変革」by 福永健司氏

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不確実な時代といわれて久しいです。
確実なことは、時間を止めることも、巻き戻すこともできないということです。
そして、環境はどんどん変化しているということです。

日本の観光業界の長年の悲願であったインバウンド(訪日外国人)数が5年前に1000万を越え、その後、オリンピック、万博、IR(統合型リゾート(含むカジノ))という追い風が吹きまくるなか、過去に類を見ないホテルビジネスへの投資と参入により、空前絶後の開業ラッシュが進行していました。ホテルを含めた観光業は、各国経済の中で大きな位置を占め、誰もがその成長性に目を見張る環境にありました。

しかし、現在では、すべての根底を覆すような大きな事象が世界中を直撃しています。

言わずと知れた「コロナ禍」です。


3つの環境変化

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我々、ホテリエは今、変化の時代、前例なき世界を歩いています。

混乱や恐れ、そして不安が人の目を曇らせます。
こうした事態のさなかでは、多くの人が目の前のものに囚われがちになります。ですが、こうしたタイミングだからこそ、今一度自身の足元を見直すべきではないでしょうか。

変化はホテル業界単体だけのものでなく、例えばホテルオーナー会社などでも起きています。中長期的に観ると、次のような環境の変化を背景に戦略の見直しと、それに合った構造上の変革が求められています。

@マーケットが変わる(少子高齢化による住宅やマンション需要の減少により従来のビジネスモデルから非住宅ビジネスへ視野と活動範囲を広げる必要がある)

A戦う場所を変える(住宅やマンション建築、販売から商業施設やホテルの建築や開発へのシフト)

Bこれを実現するためには陣形を変える必要がある(騎馬隊から鉄砲隊へ。すなわち、組織や人事の戦略を根本的に変える)



セルフトランスフォーメーション

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個人も同様です。
この数年での環境の変化、それに応じた様々な要請に応じて自己変革は待ったなしです。

セルフトランスフォーメーション。
理論武装と知識やスキルの再構築が求められています。

近視眼的にみると「ピンチはピンチ」でしかありませんが。少し引いて中長期的に見ると「ピンチはチャンス」にも見えてきます。スピード感と勇気をもって臨めば今まで見たことのなかった景色が開ける可能性が誰にでもあります。

表題のゲームチェンジャーとは「試合(game)の途中から参加して流れを一気に変えてしまう選手あるいはプレー」を指します、そこから転じて、これまで当たり前だった状況を大きく一変させるような人や出来事などとして例えられます。
我々自身が人生におけるゲームチェンジャーとして気概をもって自己変革に臨む時期がすでに到来していますので自戒も込めてこの言葉を引用しております。

世の中はさらに激しく変化します。
そのスピードは過去に例がなく、だれも止める力を持ち合わせていません。
しかし、こうした変化は今に始まったことではなく、大小の差こそあれ、つねにその時、その時代で起こっています。いずれにせよ自分のことは自身で考え、決断し、行動に移していくことが個人レベルでできる最善の道であることは変わりがありません。

風を待つのか。
あるいは自ら風になるのか。

答えはあなたの中にあります。 

このブログが、ホテル業界を牽引する皆様の自己変革やキャリアを考えるきっかけ、ヒントになり得れば大変、嬉しく思います。


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福永健司氏のプロフィール

大学卒業後、スキューバダイビングインストラクターとして海外リゾートで勤務。帰国後、会計事務所勤務を経て、外資系メガチェーンホテルにて総支配人(シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、セントレジスホテル大阪、東京マリオットホテル、ウェスティンホテル仙台等)として勤務。また日本・グアムエリア統括総支配人を兼任し、ホテルの開業準備、セールス・マーケティングや人事戦略の構築、並びにサービス品質とブランド価値向上に携わる。2007年から複数の大学や企業にてホスピタリティ業の講師として、2016年からは認定プロフェッショナルビジネスコーチとしてコーチング活動の実施などを通し、ホテル業界の人材育成に取り組む。現在は新規ホテルの開業準備にあたり海外赴任中。

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