【オンライン宿屋塾】@ZOOM
「ホテルを創れる」ホテルオペレーターになる!~「創る」と「育てる」の想いを合わせるホテル創り
講師:株式会社Literatus(リテラタス)
代表取締役/CEO 池村 友浩 氏
私(近藤)は、何度も、「ホテル=不動産+サービス運営」ということを唱えています。
ホテルというハコがあって、そこでサービスという価値を提供してはじめて成り立つビジネスです。そして、ハコという不動産を創る立場の人と、そこでサービスという価値を提供する立場の人の二者が存在します。多くの場合、この二者は別々の担当者が担いますが、当然、同じ事業をやるので、しっかりとしたコミュニケーション、二人三脚が不可欠なのです。
ところが、日本のホテルの歴史を見ると、たいていの場合、この二者はバラバラに動きます。多くの場合、開発担当者がハコをつくり、そのあとに、ホテルオペレーターが引き継いで、ホテルのサービス運営を担います。理想を言えば、創る人も、運営する人(育てる人)も、熱い想いを持って仕事をしているのですから、その想いは一致しているべきなのです。創る人の想い、矜持を引き継いで、オペレーターはホテルを運営・育てていく・・・。
今回講師をお願いした池村氏は、氏が編集した『ホテルをつくるレシピ Vol,1』において、こんなことを言っています。
「私がこの本で伝えていきたいこと。それは、つくり手の想いが詰まった魅力的な「ホテルの物語」をホテルに関わるすべての人、そして、その先のゲストへと届けていくことです。なかでも特に、この想いを伝え、共にホテルの未来を考えていきたいのは、ホテルオペレーターの皆さんです。なぜなら、つくり手のビジョンや想い、その土地の歴史や文化、そして、その物語を繋いでいくのは、ホテルオペレーターの皆さんだからです。自分で働くホテルへの矜持こそが、ゲストに感動をおどけられる原動力となるのではないでしょうか。もう少し、一人ひとりが、ホテルづくりを“自分ごと”にできたらホテルはさらに魅力的になるはずです(後略)」
今回の宿屋塾は、『ホテルの創り方』という、この業界で大変貴重な著書を書かれた池村氏にご登壇をお願いしました(ホテルビジネスを深く理解されたい方には、本書は必須本です)。ホテル運営サイドの皆様に向けて、ホテルづくり、ホテル開発サイドの想いやロジック、ノウハウの一部をお伝えし、さらにホテルを好きになっていただき、接客オペレーションの質を高めていただけるような、そんな話を池村氏からしていただきたいと思います。
この話を聴けば、きっと貴方のサービスが変わります。仕事の仕方、考え方、生き方が変わります。
【こんな内容です】
●ホテルを取り巻く社会環境の変化(ポストコロナ、ポストオーバーツーリズム)
●再定義されるホテルの概念を現象学の視点から考察する
●ホテル運営者に知ってほしいホテル開発のこと(拙著『ホテルの創り方』解説)
●ポストコロナにおけるホテルづくりキーワード
●これからのホテルづくりを思考するフレームワーク
●ホテルづくりのプロセスにコミットすることで、「育てる」「伝える」へ繋げる |