宿屋塾
ホスピタリティ・ロジック ~おもてなしの罠

講師:(株)国際ホスピタリティ研究センター
代表取締役社長 石丸雄嗣 氏

「ホスピタリティとは、見返りを求めない行為であり、ビジネスとは、お金という対価を求める行為であるから、ホスピタリティ・ビジネスという言葉は、そもそも矛盾してはいないか」

 恥ずかしながら私は長年こう思っていました。打算的な行為はすべてホスピタリティではない、だからホスピタリティとビジネスというのは相いれないものなのではないかと、これまでずっと悩んできました。そして、私と同じような疑問を持ち続けている人も多いかと思います。

 ところが、石丸雄嗣氏は「ホスピタリティは、これからの世の中で最も重要な概念であり、ビジネスはおろか、日常的なコミュニケーションや人間関係でも、必要不可欠な要素になってくる」と述べます。

 私(近藤)は、石丸氏の2時間の講義と、2時間のミーティングを通して、ホスピタリティの概念を分かりやすくご教授いただき、ばらばらのパズルがすべてはまっていくかのように、サービスとホスピタリティの違いや、ホスピタリティがいかにビジネスにとって大事な要素であるかを理解することができました。それはまさに開眼でした。

 ホスピタリティとは一言で言うと「非分離の述語的な場所」だといいます。ナイフとフォークではなく、「はし」だといいます。これだけだと、何が言いたいかさっぱりわかりません。

 ホスピタリティの概念は、山本哲士氏が世界で初めて哲学的に体系化しロジカルに解説していますが、石丸氏は、これを誰もが分かるようにレクチャーしてくださいます。

 今回の宿屋塾は、ホスピタリティをホテルビジネスに生かすノウハウをお伝えします。「非分離の述語的な場所」のなぞ解きをご一緒ください。


【こんなことをお伝えします!】

●サービスとホスピタリティの見分け方
(ホスピタリティとは、上質なサービスではありません!!)
●ホスピタリティとは、一対一のインターアクション
●お客さまが「顧客(繰り返し来たいと思う人)」になるには
●ホスピタリティは全員にやろうとしてはいけない。まずは、一組のお客さまから
●ホスピタリティはESが大事
●ホスピタリティを実践するための、ホスピタリティロジックの基本の基本
●etc..

 

【こんな人におススメです!】

●ホスピタリティをきちんと理解したい人、「おもてなし」に明確な考えを持ちきれない人

●日々の仕事に疑問を抱いている人、お客様への対応に迷いを感じている人

●ホスピタリティをビジネスや人間関係に役立てたいと思っている人


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【石丸雄嗣 (いしまる ゆうし)氏プロフィール】

株式会社 国際ホスピタリティ研究センター 代表取締役
URL:http://www.japanhospitality.com/
1971年広島県広島市生まれ、筑波大学芸術専門学群建築デザイン科卒業。同大学体育会サイクリング部競技班出身。大学卒業後、約1年半の小売店経験を経て、輸入・卸商社に転職し約8年半勤務。主に欧州ブランドの獲得、国内営業、ブランディング、プロモーションを統括するマネージャーとして12のブランドのプロジェクトに関わる。2005年10月独立、フリーランスのコンサルタントに。独自の「ホスピタリティ接客」メソッドを指導。当時は、B to C(小売業・サービス業)の接客改善による成約率・売上単価・集客力向上が主なコンサルティング領域。2008年4月、山本哲士氏との出会いから株式会社国際ホスピタリティ研究センターの代表取締役に就任。リッツカールトン大阪、ハイアット・リージェンシー京都などでのホスピタリティ研修を企画・運営。企業とも様々なコンテンツ開発・実施・運営を行う。神奈川工科大学における「起業基礎講座」講師。

【日時】 2012年2月16日 (木)
19:00 ~ 21:00
【定員】 50人
【料金】 4,000円(学生3000円)
【会場】 東京YMCA国際ホテル専門学校
東京都新宿区西早稲田2-18-12
TEL050-5306-2953
 
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